潜伏キリシタンの不屈の強さを思いみながら

-マリヤ・クリニックニュース 2022.9(No.329)より -

夏休みも過ぎますが、先月お話ししたように子供の遊ぶ姿があまり見られない夏でした。高校野球の優勝監督が述べていたように、子供たち自身も大変苦しかったでしょうが、これらのことが将来の社会全体に影響を及ぼすことが心配です。

私たち夫婦は、阿蘇、熊本、天草を旅しました。徳川幕府の強固な迫害下で信仰を保ち、250年経っても数万人のキリシタンの信者が潜伏していた状況を調べたいと思ったからです。理由は幾つかあります。カトリックの修道会は当時非常に真摯な信仰を持ち、優秀な宣教師たちが命がけで日本に渡ってきたこと。印刷機を運び入れ、コレジオ(高等神学校)を含めた神学校を幾つも作り信徒教育に力を入れたこと。武士も農民も命を掛けた暮らしをしていたこと。神の国、人間は平等、神の愛、などの教えが、人々の救いと生き甲斐に繋がったこと。などがあるでしょう。

難攻不落と言われ、西郷隆盛の軍も跳ね返した熊本城も、地震で無残に崩れていました。広大なカルデラが囲んだ阿蘇の山々には至る所に清水が湧き、火山による温泉も強烈でした。自然の力強さと人間の限界、そして宗教や教え、人間の精神の不屈さも覚えました。

新型コロナウイルスの感染騒ぎも2年半となり、地方の状況も見てきたかったのですが、人々は非常に注意深く生きていました。他方、ホテルのレストランで、裕福な人や会社の上司が大声で話しながらお酒を飲んでいるのに付き合っている部下たちの様子も垣間見ました。

ワクチンや感染の副作用に関する厚労省や官僚の情報操作や偽装も明らかになってきました。利害を見て平気で嘘やごまかしを言う人々が日本の政治を担っていることに落胆します。マスコミも、それらの指導の中で真実を報道する力を失っています。神戸のサンテレビが、独自に真実を調べて報道してくれていますが、そのうちに権力が介入しておとなしくなってしまうかもしれません。足尾銅山、水俣病、放射能汚染など過去の公害は企業が起こしたものです。今回のワクチン禍は、政府自体が主体でありながら、ワクチン接種は「国民の自由意志」としているので国の過失を問うことは難しいでしょう。統一協会との政治癒着も酷いものですが、善良な人々の健全な暮らしは、もはや政府に委ねるわけにはいかないものとなっております。潜伏キリシタンの不屈の強さを思いみながら、妥協するわけにはいかないと自らを戒めております。

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